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中国 食品添加物乱用でコストダウン

2011年06月22日


【新唐人日本2011年6月23日付ニュース】世界中で懸念されている中国の食品安全問題。中国の食品専門家によると、多くの業者はコストを下げるため、安価な食品添加物を使用、または化学工業原料を使用し、同じ味の食品を生産するそうです。

食品表示でよく目にする添加物には、酸化防止剤、防腐剤、色素、香料、乳化剤、増粘剤、膨張剤などがあります。長年食品添加物の研究に携わっている上海市食品添加物協会の吉鶴立氏は、多くの業者はコストダウンのため、安価な添加物を配合して食品を生産していると述べます。

上海市食品添加物協会副秘書長 吉鶴立:「食品加工業者はみなコストを下げたい。例えば、アイスクリームや飲料など、上海の検査では国産のアイスクリームはみな不合格。ミルクや砂糖を減らしても、同じ味にするときは、添加物で解決します」

近年、中国で多発している食品安全問題のほとんどが有毒な添加物による問題です。例えば、メラミン入り毒ミルク、染み抜き剤入り豆腐、スーダンレッド入りたまご、痩肉精で育つ豚肉など、すべて化学原料です。

上海市食品添加物協会副秘書長 吉鶴立:「多くの食品加工企業は、添加物のコストダウンのため、工業原料を使用します。添加物の乱用だけではないのです、小規模の工場だと不法な添加物を使用します。食品加工企業は、製品の安全を保証しないといけません。食品企業は良心企業だと言うではありませんか」

現在、中国で使われる添加物は2,000種類に上ります。うち、最も多いのが香料で、1,800種類に上ります。

新唐人テレビがお伝えしました。
www.ntdtv.com/xtr/gb/2011/06/20/a548581.html.
 

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